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HSPの診断や特徴あるあるで99.99%当てはまってもみんな違う

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HSPに関するネットの記事やSNSの投稿を見ると、「分かる~!」と思う気持ちと、結果は同じでもその行動の背景は、ちょっとずつ違うのではないか?と私は思うのです。

HSPと体調不良、未病を抱えながら生きるツラさ

私は幼少期から体の調子が悪く、寝ていることが多かったですが、我が家には、「筋ジストロフィー症」の人が複数人いたこと、母親が入退院を繰り返しており、心配をかけたくないという気持ちは常にありました。

そんななかでも、私がぐったりしているのは、母親から見ても分かるので、忙しい時間でも病院に連れて行ってくれました。

起きていられないほどツライときは、長い待ち時間に耐えられるような状態ではないので、病院に行けるようになる頃には、一番ツラくて動けない状態は脱して、私にとっては比較的元気なほうなので、問診の質問、「いつからその状態ですか?」に対し、「~の状態だった」という過去、事後報告になってしまいます。

その問診票を頼りに診察していくわけですから、特に問題がなさそうな人に言えることは、「とりあえず検査してみましょう」と、その結果を見て、「特に何も問題はありません」「具合が悪いのは気のせい」以外に、先生が言えることは何もないんですね。

そう言われる度に私はがっかりしました。病気じゃなくて、よかったはずなのに、体が分裂しそうなほどにあちこちに痛みがあり、だるくてだるくしょうがないのに、何の診断もつかない、それでも次に病院に行けば、原因が分かり治るのではないか?と思い続けました。

今考えると、10歳未満の頃から病院にお世話になっていない時期がなく、常に病院に通い、処方された薬を飲み続ける生活でした。高校生くらいにはさすがに一人で病院に行っていましたが、それまでは介護に家事に、自身も病気で大変だった母親に何度もその時間を割いてもらっていたので、本当に申し訳なかったと思います。

こんな感じで、幼少期から具合が悪かった私は同級生と同じようにしたいと思っても、実際にできることではかなりの差異があり、何をするにも時間がかかりました。

いつもあとから同級生を追うようなカタチで、物ごとに取り組むことが多かったので、人の気持ちを察したり、空気を読んだりするのは、体調不良でついていけず、全体を俯瞰して観察していることが多かったという経験と身内に具合が悪い人が多かったために、配慮しなければならなかったから、身に着いたことで、生まれもった気質なのかは正直よく分かりません。

HSPの観察力・洞察力からくる共感力

  • 具合が悪い人にいち早く気付く
  • 怒られている人がいると自分が怒られているような感じがして動機がする

自分に起きたような錯覚に陥るほど、人への共感力が強いことがあげられることがありますが、これも観察力からくることですよね?

観察した結果の行動はHSPでも個人差あるように思います。声をかける、見ないようにする、自分が不利になるような状況を避ける、色々な行動はあると思います。

私は自分が嫌な思いをしても、その場の空気をよくしようとしていました。そうすることで、自分を取りまく、環境(見えないもの)がよくなれば、心地よくいられる、自分を守っているような気持ちでいました。でもその行動のせいで、よりツラくなってしまうことが多かったです。

HSPは痛みに敏感、五感や六感が鋭い

HSPは痛みに敏感、車酔いしやすい、薬やカフェインがききやすいと言われることがあります。病院では、痛みは気持ちの問題と言われ、最後は精神科に行くようアドバイスされることが多かったです。

私は一般的に老化が始まる40代になって体調に全く問題がなくなり、痛みがない状態を初めて知りました。

病院で数値に何も問題がなかったので、過敏過ぎる精神病患者のような扱いでしたが、確かに痛みはあり、今の状態を0だとすると、普段の日常に起きていた痛みはマイナス50くらい、起き上がれないほどの痛みはマイナス100くらいだったと断言できます。

常時痛みがあったので、50くらいの痛みは正常と考え、普通にやり過ごしていました。なので、HSPは痛みに敏感であると言われることがありますが、反応していたか?というと、動けなくなるまで我慢することが多かったです。それを過敏すぎるというのかは人によって捉え方は違うと思います。

そして処方されていた薬は回復の効果よりも副作用で、病院に行く前よりも調子が悪く、それを治すために通い続けていたようなところもありました。

コーヒーは味が好きだけれど、カフェインが効きすぎて、夜寝られなくなるので、飲めないのも事実ですし、車酔いしやすいので、バスに乗るときは前の方に座るようにしています、

感覚が過敏すぎることはHSの特質であり、本人の体験をもとに感じる、五感や六感の感じ方について触れられていることが多いです。

下記は私の場合ではありますが、五感に対してその事柄が一つというわけではなく、こんな感じですという例です。

視覚

光の強弱に敏感で、照明が明る過ぎても駄目だし、暗すぎるのも駄目です。映画館や水族館、ライブハウス、デートで行きそうなところは、光の強弱が強すぎて、頭痛がして、気持ちが悪くなります。

聴覚

冷蔵庫から聞こえるジーっという音、時計のチコチコ動く秒針、日常のほんの小さな微弱の音でも気になり始めたら、集中できなくなったり、眠れなくなったりします。音を遮断するために耳栓をしている人もいるようですが、耳の中に何かを入れるのはもっとダメで、気持ちがもっと不安定になり落ち着かなくなります。

触覚

ゴワゴワした服、肌ざわりがたまらなく嫌なものは着られません。肌が拒絶して、脱ぎたくなります。天然素材かどうか?を見て、肌触りを確認してから買います。

味覚

美味しいものは誰しも好きですが、美味しさ、不味さに敏感というよりも、入っている合成調味料に舌が反応して痺れたり、咽喉に違和感があったりします。そのあと便秘になり、3~4日でないことがあります。

嗅覚

アロマなど香りでストレスを緩和することはありますが、その香りにも体調が左右されたり、人が気付かないような不快な香りに気づいたりします。

五感以外の感覚 第六感

第六感について、「直観」「雰囲気」「温度差」色々な言葉はでてきますが、ひとまとめに言うと、「違和感」だと思います。何かが違うというその感覚を察知することが多いです。

体調によってHSPの生きづらさは変わる

感覚が敏感であることは、観察力+危険を察知するために身に着いたもので、これも生まれたときからすでにもっていた気質なのかは分かりません。

家族の非HSPにとって、HSPが感じる感覚は全く分からないので、HS気質をもつほうが、我慢する以外はありませんでした。私はそれが当たり前になり、慣れてそこに生きづらさを感じることはなかったですが、感覚の差は人によって違い、家族のなかでもだいぶ違うので、そこに生きづらさを感じる人がいても不思議ではないと思います。

体調がよくなった今、「HS気質」はどうなったか?というと、五感や六感で捉えている感覚や、人への共感力は変わらないものの、自分を犠牲にしてまで他者に配慮したり、感覚が過敏すぎるゆえのトラブルはほぼなくなりました。このほぼというところがポイントで、完全にはなくならないものの、そういう気質をもっていても、明らかに生きやすくなり、今まで出来なかったことが出来るようになりました。

10代未満、10代、20代、30代に、毎日つらい、生きにくいと感じていた私が、体調が良くなったあとの40代の行動がそれまでと全く変わっただけでなく、性格も変わりました。体調がよくなった背景には、自分の体質にあった食べ物に変えただけではありますが、そんな単純なことで、生活がガラリと変わりました。つまり私の生きづらさは体調不良からくるもので、食事を変えたら、生きづらくなくなったというのが結論です。

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