サイトを立ち上げてから、HSPと心理系の話ばかり続きました。知識として知っておくだけで、変わることができない身内や友人、同僚を肯定的に理解するツールとしてはいいと思います。
自分を理解するために心理学を追及して元気になる方もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、私が元気になって、行動範囲が増えて、出会う人たちが変わり、思考や性格が変わっていった背景に深くかかわっていたのは食べものでした。
ですので、自分を知る一つのツールとして心理系は活用できなくはないけれど、それで何かを変えられることはなく、結論から言うと今の現状を変えるには、食習慣を変えるのが一番です。
学校に行けない、人とかかわれないは自分で解決できる
病院に通い、「何もありません」という一言を聞くために2時間待合室で待って、会計で待って、だされた処方箋の薬をもらうためにまた待って、病院をでるころには半日は過ぎていました。
それで何か良くなったか?というと、何も変わらないのに、「薬がなくなる2週間後、また来てください」で、ずっと通院ループが抜け出せない当時の私は、自分の身体の不調の原因を解明してくれるのは、病院のお医者さんだと思っていました。
同級生のなかには、全く風邪もひかない、不調がない人が大半なので、私の体調が悪いのは、身体が弱く生まれてしまったからで、それを治すには、医学的な知識をもった専門家に聞くのが一番であるという考えは、私の考えというよりも親から受けた影響が大きかったです。
30代後半まで、不調のときは病院に行く、それ以外の方法を知らなかったわけですが、学べば学ぶほど、毎日の食事作りは家庭でできる最初の予防医学で、病気にならない体を作るだけでなく、すべてのことに影響していました。
この家庭での健康の知識というのは、ちょっと喉が痛いときにどうするのか?とかそういうことも含まれますが、不調にならないための日常的な食生活をどのように家族で心がけたらいいのか?などです。
それを習わなくても代々、うまくいっている家庭と、習わない駄目な家庭があり、幼少期から体の不調があったり、学校に通えなかったり、人との関係がうまくいかないお子さんをお持ちの方は、後者の可能性が高いです。
我が家にはそういう知識をもつ人が一人もいなかったので、調べながら模索して、日々の食生活を見直して、コツコツ続けた結果、気が付くと、不調がない、身体が軽い、そういう状態になっていました。
幼少期から悩みがつきなかった身体の不調がなくなったとき、口癖が変わる、思考が変わる、行動が変わる、環境が変わる、関わる人が変わる、人との関わり方が変わる、性格がちょっと変わる、生き方そのものがいっきに変わりました。
巷には食と健康の情報はネットやテレビ、SNSなどで溢れているので、見ないことのほうが少ないと思います。しかし、その情報は誰に向けて言っているのか?どういう人に合っているのか?という視点が完全に抜けており、自分に合うのか?結局のところは何も分からず、実践してみないと、何とも言えないというようなことは多いです。
情報を全部実践するには、お金も時間もすごくかかると思いませんか?そして実践した結果、具合が悪くなることもあります。
その根本の原因は、自分の体質を知らないのと、情報を提供する人の体質を予測できないために、すべての情報が自分に合うように錯覚してしまい、合わないものを選択してしまうことが問題です。
まずは知識を得ること、次に自分の身体を観察して、自分自身で治すために自分に合った食べ物を食べるだけです。
これはお金もかからずに出来るので、続けやすいです。病院にも行かなくていいので、時間は出来るし、具合が悪く横にならないといけなかった時間はなくなり、その時間は自分がしたいことを見つけ、それに取り組める時間に変わります。
出来ないことには理由があり性格の問題ではない
- 朝、起きられない
- 学校に通えない
- 授業中に寝てばかりいる
- 勉強が苦手
- 部活を頑張ると、学校に行けない
- 習いごとが楽しくない・上達しない
- 集中力がない
- 継続出来ない
- 自主性がない
- 心優しいけれど、傷つきやすい
- 外に行くのがツライ
- 騒がしいところや人混みが苦手
- 音や光、感覚的なことに敏感
- 同級生や人との距離感がよく分からない
- などなど
これらのことは、私もそうでしたが、本人の性格の問題ではありません。
私は幼少期からHS気質が強く、人混みや騒がしいところが苦手、音や光、匂い、肌触りなど、五感にものすごく過敏に反応して、不快なものは遠ざけていました。また同級生との関わり方、人との距離感に悩むことも多々ありました。
学校に行くだけで精一杯で、学校から帰ったらぐったりで寝るだけ、予習どころか復習、テスト勉強も出来たことはほぼなかったです。なので、テストは平均点以下が普通でしたし、100点満点中10~20点ということも多々ありました。
運動が苦手、体育の時間は極力休みたかったし、走ったり、体力測定の踏み台昇降なんてやったら、そのあとはぐったりで、寝ても疲れがとれず、翌日は休まないと全く動けない状態でした。
体力がないことが原因なので、幼少期から水泳、山登り、積極的に取り組むような学校で過ごし、夏休みは旅行、平日は習い事など、私のことを考えて、色々な体験を両親はさせてくれたのだと思います。
でもそれをすること事態がすごく大変で、だるくて、学校に行きたくない、家族旅行は寝てばかり、習い事のピアノは座っているのもツライ、常にぐったりで横になっていました。
親が頑張って働いて得たお金で体験していたことは、無駄だったとは言わないけれど、身体がだるくて嫌々やっていたので、そういう状態では集中もできず、何かを得られるくらいのレベルまで到達することもなかったです。
因みに、30代後半まで色々なことに興味を示して取り組んでも、長く続けることが出来ないので、何も特技にならないのも、続けられないことが理由でした。3日坊主という言葉があるけれど、私は3日ももったことがなかったです。続けられない理由が、身体の不調が原因だったと分かったのは、治ってからのことでした。
話はもとに戻りますが、幼少期から10代はそんな感じで、社会人になってからは、燃え尽き症候群の連続で、まともに働けなくなりました。
体調が悪く収入が少ないと、休む以外なく、外に出ない、何もしないので、何の経験もないまま年を重ねて、何の取柄も資格もない、とにかく何もない、人と関わることもないので、関係を築けない、生きづらさを感じるけど、どうすればいいのか分からない、自分の何かに問題があるのか?自分探しは20代、30代ずっと続きました。
体の調子がよくなってから、HS気質があることは変わりないけれど、感覚過敏の状態はほぼ気にならなくなり、生きづらさは感じない、時間はかかりましたが、夢中になれることを見つけられたこと、学ぶことの面白さを感じたこと、それは今の自分だから得られたことだとは思います。
私の経験を誰に一番、伝えたいのか?
ただ、私はこのことを誰に一番伝えたいのか?を考えると、13~18歳の子どもたちとそのご家族です。
私がもし健康で、大半の人のように生きて、誰かと出会い家庭を築き、子宝に恵まれたら、そのくらいの子どもがいたかもしれない、元気になった今それを望めるほど私は若くはなく、自分の失敗を誰かに活かすにも、自分の子どもに活かすことも出来ません。
せめて今、悩みを抱えてツライ思いをしている子どもたちが、私が通った道と同じ悲惨な道を通らずに済み、健康になり、自分の人生を送っていただけるならば、私がこの時代に生きている意味や価値を少しでも感じられることでしょう。そして元気な人が増えれば、日本、世界の未来はもっと明るいのではないかと私は思うんです。
若い人たちが、元気で楽しく生きて、次の世代もまたその次の世代も、幸せでありますように、見えないつながりに想いを巡らせて、先の未来に自分の経験と学んだことを届けたいという思いから、発信しようと決めました。
何歳になっても自分で自分のことを治すことが出来たら、世界はガラリと変わりますが、幼少期からずっと、具合が悪い状態にあった私は、13~18歳の間に治っていたかったというよもやま話をしても仕方ないけれど、そのときに戻って、家族が私の体調がどうして悪いのか?少しでも考えて、間違った方向にいかずに、食べ物に問題があることに気付いてくれたらどんなによかったかと思うことも多々あります。
そして親御さんだけが子どもの健康を気に留め、あれこれ頑張っていても、本人が自分の身体の取り扱い方を知らない、これは早いと一人暮らしを始めた大学生になってから、または社会人になってからの(19歳以降)、忙しくて食事を疎かにした途端に不調が起き、生理トラブル、情緒不安、頭痛、不眠、花粉症、冷え性などの些細な不調から始まり、30~40代で不妊、更年期障害、色々な症状は軽度ではなく、重い病気にかかりその治療に悩むことになります。
我が家のようにテレビや本などで得た体質を重要視していない情報を鵜呑みにして、取り組んで体質に合わないと、些細な不調は病名がつかないのに、どんどん重くなりながら、20代、30代…と年を重ねることもあります。
また家族のなかで、全く違う体質の人が混在していることが多いので、一方が元気なのに対し、一方は元気がない、それが起きていることに家族が関わっており、一緒に学んでいただく必要があります。
10代の若いうちに、自分で自分のことを治す、具合が悪くならないように、健康でいられるために自分はどうしたらいいのか?他人事ではなく、自分ごととして捉えられるよう、10代のうちに親、学校、それ以外でもそういう学びの環境が得られたら、人生は大きく変わります。
残念ながら、現在の学校の家庭科や保健体育の授業では、一般的な内容だけで、自分の身体の取り扱い方、自分の体質、体質にあった食事、セルフケアなどを学ぶことはないです。
自分の身体の取り扱い方を知る
何歳になっても、
- 喉が痛い
- 風邪気味
- なんか調子が悪い
- 気分が悪い
- よく寝られない
- 疲れがとれない
- 食事が美味しくない
- 心から笑えない
こういう不調は、誰にでも起こりうることです。
体の不調やツライ経験など、誰かが変わってくれることもなく、この世に生をうけてから死ぬまで、自分の身体で体感して生きていくしかありません。
当たり前のことなのに、幼少期から、不調が多く病院通いだった私は、具合が悪いのは、生まれつきで、自分に責任がないような他人事として捉えていたようです。
身体に起きていた不調の理由を知りたくて、病院に通っていたけれど、私の食習慣、運動習慣、睡眠習慣などの普段の生活について、聞いて下さった先生は一人もいらっしゃらなかったし、そこに不調の原因があり、治すべき、習慣を変えるべきであることを説いて下さった方も今までいらっしゃいませんでした。自分の身体のことを誰かに教えてもらえるものではないんですね。
私が生まれてから経験した、今日の日本の医療では、数値でしか判断できないので、数値化できない、病名がつかない不調を抱えている人は元気にならないまま、お金も時間も無駄にするだけで、年を重ねるという悪循環しか生まれていません。
そこに気が付いて
- 自分の身体のこと、体質を知る人が増えること
- 自分自身で治そうとする人が増えること
- 元気になったあと、自分のしたいことを見つけられること
- 自分が主体となって自分の人生を豊かに生きること
これらをせつに願い、私が学んで得たことが少しでも役立てたらいいです。